●太田カツ(Guitar)
中学1年の時よりギターを始め、中学3年の時にリッチー・ブラックモアやウルリッヒ・ロートの存在を知り、
メロディアス・ハード・ロックに目覚める。高校在学時、かのイングヴェイ・マルムスティーンの出現に衝撃
を受け、彼のギター・プレイに傾倒する。
高校卒業後、いくつかのコピー・バンドを経て、'85年夏、彼は元トラッシュ・ギャングのVo、館崎伸久らと共に、初のオリジナル・バンド"タイラント"を結成するも約2年ほどで解散。その後2〜3年、彼は数多くのバンドやセッションに参加したが、いずれも本格的な活動には至らなかった。
そんな彼が、ようやく注目を集め始めたのは、'91年、元プレシャスのベーシスト、木本高伸と知り合ってからである。プレシャスを脱退後、新たなバンド結成を計画したものの、頓挫してしまった木本は、彼と意気投合し、当時仲間だった高浜祐輔(Key:元プレシャス)、堀江睦男(Ds:元ウルフ他)、吉越由美(Vo:後にプラネット・アースに加入)らと、都内ライヴ・ハウスにてセッション・ライヴを行うようになる。このセッション活動が母体となり、'92年2月、太田(G)、木本(B)、堀江(Ds)の3人に、元ルシファーのVo、今西洋明を加え、新バンド"サイコストーム"が結成される(翌 '93年、メンバー・チェンジをきっかけにバンド名を"アストニッシュメント"と改める)。
その後、御大、柴田直人(現アンセム)に見いだされ、柴田直人プロジェクトの名で制作されたコナミのゲーム・ミュージックのイメージ・アルバムアルバムに数枚参加。'86年には元ウルフの西川 健(B)らと新バンド、リップ・ヴァン・ウィンクルを結成。マンドレイク・ルートからリリースされたオムニバス・アルバム『Make
It Shine Vol.2』に参加するが、長くは続かなかった。
その2年後から、一身上の都合でシーンから遠ざかっていたが、2000年、盟友、坂本英三の依頼により、坂本のソロ・アルバム『メタル一直線』に参加。そして同年暮れ、マンドレイク・ルートより初のソロ・アルバム『The
Right Brain Revolution』をリリースする。高校時代にはすでに確立されていたという、怒濤の速弾きをフィーチャーしたギター・プレイは、
現在のシーンにおいて「最も速く、正確に弾く男」と評価されている。また、コンポーザーとしても、過去に在籍したバンドから今回のArk
Stormまで、全ての作詞と作曲を担当している。
●長井一郎(Drums)
2002年6月、正式ドラマーとして加入した、ジャパニーズ・メタル・シーン屈指のヴェテラン・ドラマー。
高校在学時にブラス・バンドに参加、パーカッションを担当。
その後ロックに目覚め、20才の時にドラム・キットを購入。ドラマーへの道を歩き始める。いくつかのコピー・バンドを経て、80年代中期、Sqwireに加入。87年には、「Your
The Only」の大ヒットで有名な小野正利も在籍していた北欧系ハード・ロック・バンド“Fort
Bragg”を結成し、徐々に注目を集め始める。“Fort Bragg”解散後は、後の“Led
Stream” の母体となった“Desert Kings”、元Auraのぷりんすマーブルを中心に結成された“Lugtime”を経て、'97年初頭、“Concerto
Moon”に加入し、メジャー・フィールドで活躍する。'01年、Concerto Moon脱退後、“Atomic
Tornado”を経て、Ark Stormに加入。
影響を受けたドラマーは、イアン・ペイス、ディーン・カストロノヴァ、スコット・トラヴィス、ヴィニー・カリウタ、トミー・アルドリッチ等。ビジュアル面とパフォーマンスを重視した、パワー、テクニック、ルックスが高い次元で融合したスタイルを目指す。
●佐々井康雄(Vocal)
高校在学時にレッド・ツェッペリン、クィーン、ヴァン・ヘイレンなどに影響を受け、ロックに目覚める。高校卒業後、地元札幌にていくつかのアマチュア・バンドを経て、'86年にあのサーベル・タイガーに加入。約1年間在籍するが、残念ながら音源は残していない。
'87年、サーベル・タイガー脱退後は、札幌にて数多くのバンドやセッションに参加。そして'95年に上京し、現アンセムの清水昭男、現アニメタルのMASAKI(B)らとともにシャイ・ブルーを結成。翌'96年、ソニーよりアルバム『クライム&ペイン』にてメジャー・デビュー。'98年に解散するまでアルバム1枚。シングル3枚を発表する。シャイ・ブルー解散後は、リアクションのトリビュート・アルバム『Always
On My Mind』(VAP '01年)や、'80年代のジャパメタ・トリビュート・アルバム『魂「』(VAP '02年)等のレコーディングに参加するかたわら、Infixの佐藤アキラとのユニット、モンスターロケットにてミニ・アルバム『アンチェイン』を発表するなどして活動。そんな'02年暮れ、知人の紹介で太田と知り合い、'03年よりArk
Stormに制式加入する。
好きなヴォーカリストはロバート・プラント、デイヴィッド・カヴァデール、マーク・ボールズ他。
●瀧田イサム(Bass)
かの上妻宏光も在籍していた、和楽器とロックを融合させたバンド“六三四”や、「夏のレヴォリューション」のヒットで知られるMITSUO BAND等のメンバーとしても活躍中の売れっ子スゴ腕ベーシスト。この度Ark
Stormの正式ベーシストとしても活動していくことが決定。
専門学校ミューズ音楽院Jazz科卒業。ジャズやロックの様々なセッションを経験し、その幅広い音楽性により、多くのアーティストのサポート及びレコーディングに参加。奏法的には2フィンガーと3フィンガーを織り交ぜた独自のスタイルを得意とし、6弦ベースを駆使した、ベースの枠を越えたワイルドな演奏で好評を博している。現在、上記のバンドの他にも、複数のバンドに在籍して活動中。同時にミューズ音楽院にてアンサンブルの講師も務めている。また、アニメのサウンドトラックなどのレコーディングなどでも活躍中。
好きなベーシストはゲディ・リー、ビリー・シーン、ジャコ・パストリアス、ジェフ・バーリン、ニール・マーレイ、スタンリー・クラークetc..と枚挙にいとまがないが、中でもジャコとビリーの影響大!
●YUHKI(Keyboard)
東京のプログレ・ハード系バンド“ALHAMBRA”のキーボーディスト。2000年暮れのイヴェントにて太田と共演したことをきっかけに、Ark Storm結成に協力する。
中学時代ディープ・パープル、レインボーに衝撃を受け、ハード・ロック、プログレッシヴ・ロックを聴き始める。その後キーボードを始め、主にHR/HM中心にアマチュア・バンドで活動する。'96年、自らのプログレッシヴHRバンド
“ELYSIUM(エリュシオン)”を結成し、都内のライヴ・ハウスで活動。'99年には、同じくHRバンド“CASTLE
IN THE AIR”に参加し、1枚の自主制作フルレンス・アルバムを発表。また2000年暮れには、マンドレイク・ルートのオムニバスCD『Make
It ShinVol.3』にも参加。
エディー・ジョブソン、イェンス・ヨハンソン等に影響を受けたという音数の多いプレイは、太田の良き右腕として、Ark
Stormのサウンドに貢献している。